【解説】中古新品20フィートコンテナ(コンテナサイズ、販売価格)

国際輸送の主力として使用される海上20フィートコンテナ(20フィート海コン)は、ISO(International Organization for Standardization)の国際規格に基づいて製造されています。この規格により、海上コンテナ輸送に耐えうる強度と耐久性を備えた信頼性の高いコンテナ構造を有しています。
当社が取り扱う20フィートコンテナの大半には、有効なCSCプレートが付属しています。このプレートにより、輸出用SOC(Shipper Owned Container)として海上輸送に使用することが可能となります。詳細については、お客様のご要望に応じて丁寧にご説明いたしますので、お気軽にお問い合わせください。
20フィートコンテナの内部は、長さ約5.8m、高さ約2.4mという広々としたスペースを有しています。この空間を効率的に活用することで、資材保管などの倉庫用途やコンテナガレージとして幅広く利用されています。20フィートコンテナは、その汎用性の高さから、海上貨物輸送の手段以外にも様々な業界で重宝されているコンテナです。
当社では、お客様のニーズに合わせて、お求めやすい価格帯の中古20フィートコンテナから、新品(ワンウェイ輸入品)20フィートコンテナまで、豊富な在庫を取り揃えております。以下に記載しております情報を購入ガイドとしてご活用いただき、最適な20フィートコンテナをお選びいただければ幸いです。
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20フィートコンテナのサイズ
20フィートコンテナは、国際輸送において広く使用されている規格化された海上コンテナです。20フィートコンテナサイズは、長さ約6m、幅約2.5m、高さ約2.6mで、国際標準化機構(ISO)の規格に準じて製造されています。
コンテナ内部のサイズは、長さ約5.8m、幅約2.4m、高さ約2.4mを有しており、この空間を効率的に活用することで、様々な用途に適しています。例えば、資材保管のための倉庫や、大切な車両を収納するためのガレージとして広く利用されています。
20フィートコンテナのサイズや仕様に関する詳細情報は、以下に詳しく解説させていただいております。コンテナの購入を検討される際には、これらの情報を参考にしていただき最適なコンテナをご購入下さい。
20フィートコンテナの内寸サイズ、外寸サイズ
設置場所の確保が比較的容易な20フィートコンテナは、外寸サイズが6,058㎜x2,438㎜となっています。コンテナ内部は約8畳分(13.8㎡)の広さがあり、様々な荷物の収納に適しています。
コンテナ内の高さは2,385mm(8フィート6インチコンテナの場合)あり、一般住宅の天井高とほぼ同程度で圧迫感を感じることはありません。8'6高のコンテナでも十分なスペースが確保されていますが、より高さが必要な場合は、ハイキューブコンテナ(内部高さ2,700㎜)がおすすめです。
20フィートコンテナの全長は約6mです。このサイズは多くの用途に適しており、資材保管や仮設事務所など幅広く活用されています。また、コンテナ内部の広さと高さのバランスが取れているため、効率的な空間利用が可能です。

以下に20フィートコンテナ(ドライコンテナ)の外寸サイズと内寸サイズを記載しました。
スタンダードコンテナ 8'6(2591㎜)高のコンテナサイズ
| コンテナ長 | コンテナ幅 | コンテナ高 | |
| 外寸(㎜) | 6058 | 2438 | 2591 |
| 内寸(㎜) | 5867 | 2352 | 2385 |
コンテナ内容積:32.9㎥程度
ハイキューブコンテナ 9'6(2896㎜)高のコンテナサイズ
| コンテナ長 | コンテナ幅 | コンテナ高 | |
| 外寸(㎜) | 6058 | 2438 | 2896 |
| 内寸(㎜) | 5867 | 2352 | 2700 |
ハイキューブコンテナ内容積:37.3㎥程度
20フィートコンテナ重量と最大積載量
20フィートコンテナの重量は、そのコンテナ高によって若干異なります。8'6高のコンテナでは約2200㎏、ハイキューブ(9'6高)のコンテナでは2300㎏前後となります。いずれの20フィートコンテナも、そのコンテナの最大総重量は30480㎏と定められており、コンテナ自体の重量を差し引いた約28000㎏が実際に積載可能な貨物の最大重量となります。この値は20フィートコンテナの一般的な例であり、具体的な積載可能重量は個々のコンテナの仕様によって多少の違いがある場合があります。(記載は20フィートドライコンテナの一例です)
20フィートコンテナ開口部のサイズ(8'6高の内寸)

コンテナ画像(上)はドア開口部の高さとコンテナ内寸高を記載しております。
コンテナ内部の高さ2385mに比べ、開口部のコンテナ高は2280㎜です。同様にコンテナ内部の幅2352㎜に比べ、開口部のコンテナ幅は2330㎜となっています。コンテナに荷物を収納する際は、コンテナの内寸だけではなく、こちらの扉開口寸法にも注意して、お客様のニーズに合った最適なコンテナをお選びください。
| 幅 | 高さ | |
| 扉開口寸法 | 2330㎜ | 2280㎜ |
上記の開口寸法を考慮していただくことで、より効率的な荷物の積み込みや取り出しが可能となります。特に大型の荷物や背丈のある機材を収納する際は、開口部のサイズを十分に確認することが重要です。
コンテナフロア(床)

20フィートコンテナのフロアは、耐久性と防水性を考慮して設計されています。床板の厚みは約30mmあり、これにより重量物の積載にも十分耐えられる強度を持っています。床板は梁の上にしっかりとタッピングネジで固定されており貨物収納の際の安定性が高められています。さらに床板の結合部分にはシーラントが施されています。このシーラント処理により、水の侵入を防ぎ、コンテナ内部の貨物や荷物を湿気から保護する役割を果たしています。
こちらで紹介している画像は新造(ワンウェイ輸入品)コンテナのものです。中古コンテナの場合、使用状況によってメンテナンスされた箇所などがあり、床の状態が異なる場合があります。
コンテナ内の寸法は、長さ5867㎜、幅2352㎜を有しており、コンテナの床面積は約13.8㎡です。一般的な8畳間とほぼ同じ広さがあり、この広さを活用して資材倉庫、作業スペース等、様々な用途に使用されています。
20フィートコンテナの購入ガイド
中古の海上コンテナをお探しの方には、20フィートコンテナを最初の選択肢としてお考えになる客様が多いようです。豊富な在庫と手頃な価格帯(240,000円から)が特徴です。中古コンテナの外装色は、前所有船会社の色(赤茶や青など)を基準に、当社の在庫色からお客様へお届けしております。なお、ご要望に応じて別途費用が発生しますが、外装塗装も承っております。
新品(ワンウェイ輸入品)20フィートコンテナをご希望の場合は、多様なカラーバリエーションからお選びいただけます。コンテナの使用目的や設置場所の周囲の色合いに合わせて、最適な色をお選びください。(特定の外装色をご希望の場合、入荷やお届けまでに時間がかかる可能性がございますので、ご了承ください)
当社では、お客様のニーズや予算に合わせて、中古コンテナから新造(新品)コンテナまで幅広く取り揃えております。それぞれの特徴や価格帯を考慮し、最適なコンテナをご提案させていただきます。お客様の用途に合わせたコンテナ選びをサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。
中古20フィートコンテナ(メンテナンス済) 倉庫仕様コンテナ

資材保管の倉庫やコンテナガレージなどに使用できるようメンテナンス済の中古20フィートコンテナです。
店舗様の一時的な商品の保管や建設現場での資材置き場として幅広く活用されており、多くのお客様に購入いただいている代表的な中古20フィートコンテナになります。
メンテナンス済み中古20フィートコンテナは270,000円(税抜)からお求めいただけます。
中古20フィートコンテナ ライトグレー塗装メンテナンス済コンテナ

メンテナンス済み中古20フィートコンテナにライトグレー塗装を行ったタイプです。
こちらのライトグレー塗装品は280,000円(税抜)から販売しております。
別途費用が発生しますが、オプションで他のご希望色での塗装も可能です。
新品(ワンウェイ輸入品)20フィートコンテナ

現在、12色ほどの外装カラーからお選びいただけます。
中古20フィートコンテナ同様に倉庫やコンテナガレージとしてお使いいただけるほか、有効なCSCプレートが付いていますのでこちらの新造コンテナを輸出用コンテナ(SOC)としてもご使用いただけます。
新造(新品)コンテナは375,000円(税抜)からお求めいただけます。
カーゴワーシー20フィートコンテナ

輸出用に使用できるコンテナとしての使用条件を満たしたコンテナです。
本来の目的である海上輸送のため購入されるお客様が多い中、安価で購入できることから倉庫やガレージへの改造目的で購入される機会も多い海上コンテナです。
カーゴワーシーコンテナは在庫状況にもよりますが240,000円(税抜)からお求めいただけます。
20フィートコンテナの販売価格
20フィートコンテナは在庫も豊富で、特に中古20フィートコンテナは比較的安価で購入いただけるコンテナが多く魅力的です。新品(新造)20フィートコンテナは375,000円より(税別)、また中古20フィートコンテナは240,000円より(カーゴワーシーコンディション)販売(税別)しております。(新品は輸入時の市場状況により価格が変動する場合がございます。お手数ですが購入検討時に最新コンテナ価格をお問い合わせください)
様々な20フィートコンテナを販売しております。販売コンテナのコンディションにもよりますが安価な中古コンテナの場合、230,000万円(税抜)程度から購入いただけます。
お客様のご希望に沿った最適なコンテナをお探しください。20フィートコンテナ価格は販売中コンテナ価格でもご確認いただけますので参照ください。
価格帯は幅広く、コンテナの状態や用途によって異なります。例えば、メンテナンス済みの中古20フィートコンテナは270,000円(税抜)から、新品(ワンウェイ輸入品)20フィートコンテナは375,000円(税抜)から購入いただけます。詳細は前述の購入ガイドを参照ください。
価格に関するご質問や、具体的な見積もりのご依頼は、お気軽にお問い合わせください。お客様のニーズに合わせた最適なコンテナと価格をご提案させていただきます。
20フィートコンテナの運搬方法や移動方法
20フィートコンテナの運搬方法には、コンテナ専用シャーシで運搬する以外にクレーンがついた運搬車両(以下ユニック車)で運搬する方法があります。。ユニック車を使用する場合、適切な条件下であればコンテナの設置作業まで行うことが可能です。
コンテナ吊り金具(コーナーフィッティング)を利用した移動方法
ユニック車でコンテナを吊り上げて移動する際は、コンテナの四隅にある吊り金具(コーナーフィッティング)にワイヤーを掛け行います。

ただし、ユニック車での設置作業には制限があります。通常、作業範囲は運搬トラックの真横に限定されるため、設置場所の選定には注意が必要です。また、コンテナ設置場所上空に電線や建物への引込線があると作業を行うことができません。適切な作業スペースの確保など、事前の準備が重要となりますので、設置の可否については、購入検討時にお気軽にご相談ください。
フォークリフトポケットを利用した移動方法
ドライコンテナには下図黄色矢印で示したフォークリフトポケットがついています。コンテナ重量は2,200㎏ほどありますので、フォークリフトポケットを利用した移動にはフォークリフトの最大荷重などを確認の上、コンテナ移動を行うようお願いします。

20フィートコンテナの移動については当社ブログ内の20フィートコンテナの移動なども参照ください。
20フィートコンテナの運搬や移動を行う際は、コンテナの重量、移動経路、設置場所の状況などを総合的に考慮し、最適な方法を選択することが重要です。ご不明な点がある場合は、当社担当者までお気軽にご相談ください。
新品(新造)20フィートコンテナのカラー

当社が取り扱っている新造20フィートコンテナの外装色は、豊富なカラーバリエーションをご用意しております。一般的なコンテナカラーである青やグレーに加え、ベージュやグリーンなどお客様のニーズに合わせた色をお選びいただけます。コンテナの設置場所や用途に応じて、周囲の環境に調和する色や目立たせたい色など最適な外装色をお選びください。ただし、在庫状況や時期によっては一部のカラーが取り扱いできない場合もございますので、具体的な色のご希望がある場合は、お問い合わせの際にご確認ください。
20フィートコンテナの加工・改造
その広さから多くの荷物収納と空間活用が期待できる20フィートコンテナですが、コンテナをさらに活用いただくため下記のような改造・加工を承っております。
- アルミサッシ窓(腰窓や掃き出し窓など)
- 軽量シャッター
- 換気扇やガラリ
- LED照明
- エアコン など
これらの改造により、コンテナの利便性や機能性を大幅に向上させることができます。また電気器具取り付けの際、配電盤の設置や電気配線もあわせて承っております。
その他の20フィートコンテナ
上記で紹介しましたコンテナ以外にも、様々な種類の20フィートコンテナが存在します。代表的なものとしては、サイドオープンコンテナやリーファーコンテナなどがあります。サイドオープンコンテナは側面が開閉できるため荷物の積み下ろしが容易であり、大型の荷物を収納する際に便利です。一方、リーファーコンテナは温度管理が可能な冷凍・冷蔵コンテナで、食品や医薬品などの輸送に適しています。これらのコンテナは特殊な用途に対応できるため、特定のニーズを持つお客様にとって有用な選択肢となります。その他、こちらで紹介できない20フィートコンテナについては、販売中のコンテナのページをご覧いただき、お客様の用途に最適なコンテナをお選びください。

サイドオープンコンテナ

リーファーコンテナ
20フィートコンテナの運搬費用
20フィートコンテナの運搬費用は、納品先までの距離や使用する車両、また陸上輸送や海上輸送を使用するなどの輸送方法によって変わります。
正確な見積もりが必要な場合は詳細な情報をお伺いした上で算出いたしますので、お気軽にご相談ください。
また、お客様自身でコンテナを搬出し運搬することも可能です。この場合、コンテナヤードでの車上渡しとなりますので以下の点にご注意ください。
- コンテナ運搬に適した車両のご準備
- コンテナ積み込み費用の発生(コンテナ搬出ヤードによる)
運搬方法や費用についてご不明な点がございましたら、お問い合わせください。お客様のニーズに合わせた最適な運搬方法をご提案いたします。

