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リーファーコンテナとは?

茶色や緑色の色とりどりのドライコンテナに交じって白いコンテナを目にすることも多いと思います。

大井デポのリーファ―
ドアと反対側に冷凍機が付けられたコンテナ。これが リーファーコンテナです。
リーファーコンテナもドライコンテナと同様に20フィート40フィートコンテナがあります。
《 コンテナ 種類&サイズ 

こちらでは、そのリーファーコンテナについて詳しくご紹介したいと思います。

リーファーコンテナとは。。。
冷凍機(ユニット)がついており、コンテナの壁に断熱材が入っているコンテナです。
一般的にプラス25℃からマイナス25℃までの温度管理が可能なコンテナです。
リーファーコンテナに適した貨物ってどうゆうもの?
輸送の際に温度管理が必要とされる貨物
具体的には・・・
1. 生鮮食品(肉・魚介類・果物・野菜など)
2. 薬品
3. 高温での劣化の恐れがある美術品やフィルム
4. 厳密な温度管理が必要とされる精密機械など
リーファーの内部はどうなっているの?

20&40ft refeer

内部はアルミ・銅・ステンレスなどで構成されています。
また、床面は一般的にT字型をしたレールが敷き詰められた形状になっていて、コンテナ内(庫内)の空気循環を良くする構造になっています。(床面構造が異なるタイプもあります)

リーファ― 床面
~~お客様にコンテナが引渡されるまでに行われていること~~
PTI(Pre-Trip Inspection)という使用前の事前検査が行われています。
検査事項としては・・・
1. 冷凍機が正常に動くか運転状況を確認
2. コンテナのダメージ有無の確認
3. コンテナの洗浄など
使用に際しての一般的な注意
コンテナの予冷は必要なの?
庫内をあらかじめ冷やしておけば貨物の状態をよりよく保てるのではと思われがちですが、予冷は避けていただきたいことの一つです。
その理由としては、予冷後に貨物を積載するためにドアを上げた時、外気と庫内の温度差により結露が発生してしまいます。
その結果として
 1. 結露により貨物が濡れてしまう可能性があります。
2. 冷却機に結露が発生してしまうと、冷却能力の低下につながってしまいます。
最近のリーファーは冷やすだけ(温度調節)だけではありません
リーファーコンテナが出来るのは温度調節だけとお考えの方が多いのではないでしょうか【ブログこれからの季節だからこそ~保温にもリーファーコンテナ 】もご参照ください
いえいえ、温度・湿度管理だけではないのです。
最近は酸素や二酸化炭素濃度まで管理するCA(Controlled Atmosphere)タイプのリーファーコンテナが登場しています。
果物や野菜は収穫した瞬間から劣化が始まっており、鮮度は徐々に低下していきます。
輸送中の庫内でも果物や野菜は呼吸をしています。
酸素を取り込み、二酸化炭素を排出する呼吸の過程で、同時にエチレンガスや水分も放出しています。
水分は生鮮食品のみずみずしさに影響し、エチレンガスは熟成を促す物質と言われています。
庫内の酸素や二酸化炭素の濃度を調整することにより呼吸量を抑え、鮮度の低下を抑えようという考えがCAタイプのリーファーコンテナなのです。
タイプによっては窒素を庫内へ送り込み酸素濃度を抑えようというものもあります。
生鮮食品
CAタイプのコンテナは呼吸量が多いいアボカドなどといった果物には有効とのデータも数多くみられます。
CAタイプのメリットとは・・・
1. 生鮮品の熟成や劣化等を遅らせることができます。
2. みずみずしさを保てます。
3. 貯蔵寿命期間を延ばすことが出来るなど。。。
CAタイプのリーファーコンテナについて、もっとお知りになりたい方やご興味のある方がいらっしゃいましたら、お気軽にDAXまでお問い合わせくださいませ。
*記載内容は作成時点(2017年)での情報です。