コンテナの購入から納品まで

海上コンテナ購入の際には、様々な選択肢があり、まずお客様の海上コンテナ使用目的を明確にすることが重要です。国内で倉庫やガレージとして使用する場合と、海外輸出用としてコンテナを使用する場合では、海上コンテナ購入後の手続きや納品方法が大きく異なります。
また、海上コンテナ購入の際には、コンテナのサイズや種類、新品か中古かなどを選択していただく必要があります。国内で資材置き場、倉庫やガレージとして使用をご希望の場合、海上コンテナ購入後のカスタマイズオプションについても検討が必要です。さらに、海上コンテナ購入後の運搬方法や納品場所についても事前に確認しておくことが大切です。
海上コンテナ購入の流れを理解していただくことで、スムーズなお取引と、目的に合った最適なコンテナの選択が可能になります。こちらでは、それぞれの場合における海上コンテナ購入からお引渡しまでの手順を紹介させていただきます。海上コンテナ購入を検討されているお客様の参考になれば幸いです。
倉庫やガレージなどにコンテナをご購入いただく場合
ご購入いただくコンテナ選び
海上コンテナを倉庫やガレージなどでの使用を検討されているお客様へ、海上コンテナを購入する際の流れを紹介いたします。コンテナの選定から納品までのプロセスを理解することで、よりスムーズな購入が可能となります。
まず、ご希望の用途に適した海上コンテナを選ぶことが重要です。当社では、様々なサイズと種類の海上コンテナを取り扱っております。一般的な20フィートや40フィートコンテナはもちろん、6フィート、10フィートや12フィートなどのコンパクトなサイズも用意しています。
コンテナの材質も使用目的に応じた選択肢の一つです。一般的なスチール製のドライコンテナや、生鮮食料品や冷凍品を運ぶために製造された断熱材入りのリーファーコンテナなど、用途に応じて最適な海上コンテナをお選びいただけます。また、新品(ワンウェイ輸入品)コンテナや中古コンテナなど、お客様の予算に合わせた選択も可能です。スチール製のドライコンテナは、中古コンテナと新品(ワンウェイ輸入品)の両方からお選びいただけます。
購入を検討されているお客様は、コンテナのサイズや購入希望数などをご連絡ください。
コンテナのタイプやサイズは販売中コンテナの一覧でもご確認いただけます。
オプションの打ち合わせ
購入を希望されるコンテナが決まりましたら、次はコンテナカスタマイズのオプションについて打ち合わせさせていただきます。オプションとしては、シャッター取り付け、換気扇やアルミサッシ窓の取り付けなど、様々なものがございます。お客様のご希望を確認しながら、オプション費用につきましても、分かりやすく説明させていただきます。
カスタマイズオプションについてのご希望がありましたら、コンテナ選びの際にお気軽にご相談ください。オプションに基づいた最適なコンテナ選びのお手伝いをさせていただきます。
以下の画像は、お客様のご希望で中古コンテナの外装とコンテナ内部を再塗装した例です。塗装の際は、錆処理をおこなった後に塗装しておりますので、コンテナの耐久性もより高くなります。

お届けまでの運搬方法の打ち合わせ
ご希望のコンテナが決まりましたら、お届け先までのコンテナ運搬方法について打ち合わせをさせていただきます。20フィートコンテナ(ドライコンテナ)以下のサイズのコンテナは、車両にクレーンがついたトラックで行います。コンテナを降ろすクレーンが取り付けられていますので、簡単な作業でしたら運搬車両で行うことができます。40フィートコンテナや断熱材入りのリーファーコンテナなどは、専用トレーラーで運搬するため、お客様にてクレーン車のご準備が必要になります。
上記のほか、購入いただいたコンテナは、お客様ご自身で運搬を手配し、コンテナが置かれているコンテナヤードより搬出いただくことも可能です。コンテナの運搬方法につきましては、打ち合わせ時に当社担当者までお申し出ください。
打ち合わせ終了後
海上コンテナ購入に関するすべての打ち合わせが終了しましたら、当社より請求書を発行させていただきます。コンテナ代金のお支払いが確認できましたら、海上コンテナの納品日について詳細な連絡をさせていただきます。お客様には、コンテナ受け入れのための準備をお願いいたします。
海上コンテナご購入後、納品までの期間は通常3週間程度ですが、海上コンテナの在庫状況や配送方法、配送地域によって変動する場合があります。購入いただいた海上コンテナの納品をスムーズに行うため、お客様におかれましては、海上コンテナの設置場所の確保や必要な許可の取得など、事前準備にご協力いただきますようお願いいたします。
海外輸出用としてコンテナを購入いただく場合
海上コンテナ購入の際、海外への輸出用としてコンテナを利用する場合は、以下の手順でご購入いただけます。まず、ご希望の海上コンテナのサイズや仕様をお伝えください。一般的な海上コンテナは、20フィートや40フィートサイズのドライコンテナが主流です。こちらのドライコンテナ以外にも、特殊な用途に応じてオープントップコンテナ、フラットラックコンテナ等、様々なタイプがございます。
以下にSOCとして海上コンテナを購入いただく際の手順をご紹介しております。こちらの手順を参考に、お客様のニーズに合った最適な海上コンテナをお選びください。
購入を希望されるコンテナサイズなどの情報
海上コンテナ購入をご検討の方で、輸出用のSOC(Shipper Owned Container)としてコンテナをご購入希望の場合は、以下の情報をご連絡ください。
- コンテナサイズと仕様
海上コンテナ購入の際、20フィートコンテナの場合は8'6バン(2591㎜高)、40フィートコンテナの場合は9'6(ハイキューブ)バン(2896㎜高)のドライコンテナが基本となります。こちらのドライコンテナ以外につきましても、お気軽にお問い合わせください。 - コンテナ搬出港
海上コンテナ購入後の搬出は、以下に記載の港、または港周辺の当社指定コンテナヤードにて車上渡しとなります。
東京 / 横浜 / 名古屋 / 大阪 / 神戸 / 博多
上記以外の港でも、海上コンテナ購入後の搬出に対応可能な場合がありますので、お気軽にご相談ください。在庫状況や輸送経路によっては、ご希望の港での対応が可能な場合もございます。 - コンテナの購入希望本数と搬出予定日
購入を希望される海上コンテナの使用本数と搬出予定日をご連絡ください。これにより、在庫状況や納期(搬出日)の確認が可能となります。海上コンテナ購入数によっては、在庫状況や搬出手続きに時間がかかる場合がございます。
コンテナ搬出まで
打ち合わせが完了しましたらご請求書を発行いたします。海上コンテナ購入のお支払いは、銀行振込をお願いしております。
お客様からのお支払いを確認後、海上コンテナ搬出に必要な書類(コンテナピックアップオーダー票)を連絡させていただきます。海上コンテナ搬出の際は上記書類をコンテナヤードまでご持参ください。
SOCとして海上コンテナを使用される予定の場合、海上コンテナ所有者変更に伴う書類が必要となります。海上コンテナ搬出日までに、必ずコンテナを船積みされる船会社、本船名およびブッキング番号をご連絡ください。
ご注意:
コンテナの利用目的によっては別途諸費用(用途外使用申請手数料)がかかることがあります。
詳しくはQ&A 用途外申請をご覧ください。
*車上渡しとは:
COC(コンテナ船会社提供コンテナ)をコンテナヤード(デポ)から搬出する際と同様、デポにてコンテナ(SOC)をコンテナシャーシに載せてお客様へお渡しすること。